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REPORT 15

カーボン・クレジット

■気候変動と森林減少に関する国際的議論の動向

森林減少を含む土地セクターは第2のGHG排出源であり、先進国の農業作物が熱帯林減少の主原因。2007年に途上国での排出削減に対価を支払うREDD+が誕生した。2030年までに森林減少ゼロが世界目標に掲げられる。パリ協定6条で各国のNDC達成のためにクレジットの国際移転の枠組みが構築された。

■具体的な取組みの紹介(REDD+を中心)と企業はどう取り組むべきか

森林のGHG吸収量よりも遥かに大きな森林減少が起こっている。生物多様性等への影響も大きい。REDD+は森林減少削減をクレジットとして先進国が購入することを促す制度だが、そのクレジットの透明性や信頼性が重要。この15年で様々な課題も浮き彫りになった。森林減少ゼロへの資金は全く足りないため、クレジットの活用が求められる。一方、企業は安易にオフセットに依存せず、排出量削減を通じたネットゼロへの努力が必要。

■サステナクラフト社の事業紹介

自然由来のカーボン・クレジットには品質への懸念が増大している。REDD+に適切な土地は限られており、一定のクレジット供給量が増えるとプロジェクト実施コストが急増する懸念がある。海外のバイヤーは早期にプロジェクトに参加するなど対策を進めている。サステナクラフト社は「透明性の高い自然資本ン評価技術を用いてクレジットの買い手とプロジェクト開発者をつなげ、自然保全へのファイナンスをサポートする。

2024年3月25日(月)午後7時〜東京理科大学 1号館 17階 記念講堂にて

梅宮知佐 (ウメミヤ サチ)氏

公益財団法人地球環境戦略研究機関 気候変動とエネルギー/生物多様性と森林領域リサーチマネージャー

末次浩詩 (スエツグ ヒロシ)氏

株式会社Sustainacraft CEO

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