サステナブル投資と運用会社の企業評価
■AM Oneのサステナブル投資
「投資のちからで未来をはぐくむ」をコーポレートメッセージとし、SX(サステナビリティトランスフォーメーション)に注力。Net Zero Asset Managers Initiative(NZAM)に2020年12月発足当初メンバーとして参加。独自のマテリアリティ・マップを羅針盤としてサステナブル投資に取り組み、「お金の流れを変える」ことで持続可能な社会に資するイノベーションを促し、それがリターンにもつながるという考え。
■サステナブル投資体系
インパクト投資、ESGリーダー、トランジション、ESGインテグレーションのカテゴリーで、サステナブル投資体系を定義しつつ、様々な顧客の意見を取り入れ、金融リターンと社会的リターンのバランスがとれた投資サービスを共創する。独自のマテリアリティを反映したESGレーティングおよびスコアを作成している。
■ネットゼロに向けた取組み
2050年までにポートフォリオの排出量のネットゼロ達成に向け、2030年における中間目標を自社の運用資産(2021年3月末時点)の53%、30兆円に設定。企業のネットゼロ判定にはParis Aligned Investent Initiativeフレームワークに基づいた評価を行う。日本企業でネットゼロと判定したのはわずか9%。
鷹場 美奈子 氏
横浜国立大学大学院国際社会科学研究科会計経営システム専攻修了。KPMG AZSAサスティナビリティにてCSRコンサルタント業務に従事し、その後Vodafone Japan/ソフトバンクモバイルCSR担当職を経て、MSCI Inc.にてESGリサーチに従事。現在はアセットマネジメントOne サスティナブル・インベストメント・オフィサー